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2024.03.14

【解決事例】不貞相手の住所地の調査を速やかに行い、請求開始から約1か月で有利な金額の慰謝料を回収できた事例

依頼された方

・50歳代
・女性

相談までの経緯

相談者は、夫が女性と不貞行為に及んでいることについては何とかご自身で客観的な証拠を収集できたものの、不貞相手の氏名の特定ができず、その住所に関する情報も確実には入手できていませんでした
相談者としては、今すぐにでも不貞相手に慰謝料等の請求をして夫との関係を早く解消させたいという思いを強く持っていたものの、不貞相手の氏名等を特定する情報がまだ入手できていなかったため、事態を前に進められない状況でした。
その間も、夫と不貞相手の密会は続いており、相談者は、密会の際に夫を追跡すれば追加の情報は手に入るかもしれないけれど、それによって自身の気持ちがどんどん傷ついていくことから、精神的に参っていました。
そのような中、今後どのように進めて行けばいいのかがわからなくなり、当事務所に相談に来られました。

相談後、当事務所弁護士が対応した結果

本件では、不貞相手の使用する自動車の登録番号がわかっていたので、相談者から依頼を受けた弁護士渡邉は、弁護士会照会という調査方法を用い、およそ2週間程度で、陸運局から不貞相手の使用車両の所有者氏名、住所に関する情報を入手しました。
その結果得られた情報と既に依頼者が入手していたいくつかの情報を踏まえ、不貞相手の氏名、住所を特定することができたことから、弁護士は、早速、不貞相手に対して書面を送付し、慰謝料請求を行いました。

そうしたところ、交渉開始の段階で不貞相手に代理人弁護士が就き、以後、互いの代理人同士での交渉がスタートしました。
当事者本人ではなく弁護士が間に入ったことで争点はすぐにはっきりし、それぞれの主張の合理性を法的根拠とともに具体的に示すやり取りが短期間のうちに繰り返され、終わってみれば、不貞相手への請求開始から1か月程度、ご依頼を受けた時点から2か月程度の比較的早い期間で事案解決を図ることができました。
しかも、最終的に獲得できた慰謝料の金額も、不貞相手が減額をしぶとく主張する中で、訴訟上の相場額に近い金額を訴訟を提起することなく獲得することができました

弁護士からのコメント

不貞相手に慰謝料を請求するに際して不貞相手の氏名や住所等がわからないとき、密会の現場等で不貞相手に直接接触を図り、それらの情報を入手していこうとお考えになる方もいらっしゃると思います。
しかし、ご自身でそのような行動に出ることは精神的に負担となるでしょうし、場合によっては、直接接触した時に何らかのトラブルが生じかねないため、弁護士としてはお勧めできません。
交渉を弁護士に依頼するしないにかかわらず、不貞相手と交渉するにはその連絡先や氏名の把握は必要ですし、後々、訴訟などの法的な手続をとる場合にはその情報が必須です。
したがって、不貞相手に慰謝料を請求する場合には、相手方を特定する情報を取得する必要があります。

今回の事案は、不貞相手を直接特定することまではできないものの、その特定に役立つ資料として使用車両の登録番号(ナンバー)が判明していた事案でした。
不貞相手の使用車両の登録番号や携帯電話番号などの情報が判明している場合、事件を受任した弁護士であれば弁護士会照会という制度を用いて不貞相手の特定のために必要な情報を入手できる場合があり、今回の事案はその調査が功を奏した事案でした

また、不貞行為による慰謝料請求の事案は、当事者同士で話をすると感情的な議論になってしまうことも多くあり、話し合いをすればするほど話がこじれて行くということもよくあります
相手と冷静に話し合ったうえで相手方に法的に相当な責任を負わせたいとお考えの場合には、法的な観点から話し合いを整理していくことのできる弁護士に相談することをおすすめいたします
今回の事案では、依頼者が弁護士を代理人としたことで相手方もすぐに弁護士を代理人に就ける流れにつながって協議が当初の段階からスムーズに進んでいったことが早期解決の要因となりました。

この度の依頼者からも弁護士の対応にとても満足いただけました。

不貞行為による慰謝料請求をしようと考えているものの、ご自身で交渉をしていくことを負担に感じられている場合には、ぜひ、あかし興起法律事務所に一度ご相談ください。

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