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2023.01.18

【解決事例】面会交流に関し、非監護親の要求を退け、子供に影響の少ない間接的な方法によって交流を実施する有利な条件で取り決めができた事案

依頼された方

・40歳代
・女性

相談までの経緯

夫と離婚に関する協議をご自身で行っていたものの、なかなか条件面で折り合いがつかず、夫と別居はしたものの当事者同士の話し合いではそれ以上話が進まないため、今後の対応をいかにすべきかについて弁護士渡邉がご相談を受け、調停以後の対応についてご依頼を受けました。

相談後、当事務所弁護士が対応した結果

調停以後の紛争において、当事者間での条件面での対立は多くありましたが、特に、夫が申し立てた面会交流調停に関する争いは、依頼者においても監護するお子様のために条件面で容易に譲れない面がありました。
今回の事案では、当時小学生だったお子様が夫との面会交流に積極的なお気持ちを有しておらず、面会交流についての議論がなされるたびに体調を崩すことが続くという状況でした。

その一方で、非監護親である夫は、お子様との直接の面会交流の実施を強く求めました。

しかし、面会交流の実施に対するお子様の上記のような消極的な気持ちは、調停の回を重ねるごとに強くなっており、夫とお子様との間には、面会交流を実施する上で重要な、良好な関係というものが認めがたい状況でした。
そのことから、弁護士は、調停において、お子様の気持ちを調停委員や家庭裁判所調査官に対して具体的に説明し、本件において直接の面会交流の実施はお子様の福祉の観点からは全く利益にならないため軽々に認められるべきではなく、仮に面会交流に関する取り決めがなされるとしても、現段階では、メールのやり取りなど間接的な方法で交流を図ることを取り決めるにとどめるべきであるという主張を続けました。

そうしたところ、裁判所サイドはお子様の気持ちを重く受け止め、最終的に、家庭裁判所調査官から、現段階で直接的な面会交流を実施することは相当でなく、メールのやり取りという間接的な方法を通じ、少しずつ夫とお子様の関係構築を図っていくべきであるという趣旨の意見(家庭裁判所調査官の意見は面会交流調停・審判の結果に強く影響力を有します。)を獲得することができ、その内容を踏まえて夫が譲歩したことから、お子様のペースで間接的な方法により夫との交流を図ることを内容とする有利な条件を獲得して結論を出すことができました。

弁護士からのコメント

本件では、離婚に関し多くの争点がありましたが、面会交流の点はもちろん、その他の条件に関する面でも依頼者の方にご納得いただける解決を図ることができ、弊所としても大変うれしく思っております。

離婚に伴う条件面での争いの中で、面会交流は、監護親の立場の方にとっては、取り決めをするのに多くのエネルギーを要し、しんどい思いをする問題であろうと思います。
また、面会交流の条件を取り決める調停の際には、裁判所サイドがお子様から意見をうかがったり、面会交流がうまく実施できるかどうかの試行がなされたりすることもあり、お子様に多くの影響が直接降りかかるという面もあります。
今回の事案では、依頼者の方のみならずお子様の思いにも向き合い、その思いを熱意を持って家庭裁判所調査官をはじめとする裁判所サイドに具体的に示し続けたことが依頼者に満足のいく結果を提供できた要因であったと思います。

依頼者の方からもアンケートにて感謝の声をいただけました。


弁護士渡邉は、離婚問題について多くの対応事例があります。
面会交流はもちろん、離婚に伴うその他の条件についての交渉にお悩みを抱えていらっしゃる方は、是非お早めに弊所にご相談ください。

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